2024年に東京都知事選に立候補を表明した参議院議員の蓮舫さんですが、2024年6月2日に出馬表明した街頭演説の
動画がSNS上で話題になっています。この動画の問題点は蓮舫議員が公職選挙法違反をしている可能性があるというものでした。
ここでは蓮舫議員が公職選挙法違反に該当するのか推察してみました。
【動画】蓮舫が公職選挙法違反と指摘!
蓮舫議員が公職選挙法違反と言われる該当演説での動画はこちらです。
わろたw蓮舫さん、枝野さん、完全に公職選挙法違反やないですかw
— あーぁ (@sxzBST) June 4, 2024
なりふりかまわなすぎて違反にすら気付かないって二人とも一体何年政治家やってんのよ😅w pic.twitter.com/X1gJjWt9zs
この街頭演説での問題とされる発言はこちらです。
「この夏、七夕に予定されている東京都知事選挙に蓮舫は挑戦します」
「皆さんのご支援どうかよろしくお願いします。」
この言葉のどこらへんが公職選挙法違反になるのか次にまとめました。
【東京都知事選2024】蓮舫は公職選挙法違反になる?違反したらどうなる?
問題は蓮舫さんの発言は「選挙運動期間に関する規制」に引っかかるのではないかというものでした。
【選挙運動とは】
判例・実例によれば、選挙運動とは、「特定の選挙について、特定の候補者の当選を目的として、投票を得又は得させるために直接又は間接に必要かつ有利な行為」とされています。
【選挙運動期間に関する規制】
選挙運動は、選挙の公示・告示日から選挙期日の前日までしかすることができません(公職選挙法第129条)。
総務省
違反した者は、1年以下の禁錮又は30万円以下の罰金に処することとされており(公職選挙法第239条第1項第1号)、選挙権及び被選挙権が停止されます(公職選挙法第252条第1項・第2項)。
この総務省の定義によると、蓮舫議員の発言が「特定の選挙について、特定の候補者の当選を目的として」の部分に
抵触するのではないかとSNS上で話題になっていました。
まずは事前運動について正確に把握するために「選挙運動」と「選挙運動期間」を知る必要があります。
上にも引用しましたが、選挙運動とは総務省によれば
判例・実例によれば、選挙運動とは、「特定の選挙について、特定の候補者の当選を目的として、投票を得又は得させるために直接又は間接に必要かつ有利な行為」とされています。
というものです、蓮舫議員のは街頭演説でこのように言っていました。
蓮舫の街頭演説での発言
「この夏、七夕に予定されている東京都知事選挙に蓮舫は挑戦します」
「皆さんのご支援どうかよろしくお願いします。」
「あれ?」と気づいた方もいると思いますが、もう少し分かりやすい引用がありましたので紹介します。
選挙運動期間の前でも、交差点などに立っている政治家を見る機会は多いと思います。事前運動として禁止されているのは、あくまで「選挙運動期間」の前の「選挙運動」ですから、この「選挙運動」に当たらない政治活動であれば、事前運動には当たりません。
そこで、「選挙運動」とは具体的にどのような行為か、何が「選挙運動」と判断されてしまうのか、を考えていくことになります。
選挙運動は、上で述べた定義から、次の4つの要素を含む行為と理解されます。
(1) 特定の公職の選挙に関するものであること(必ずしも公示の有無を問わない)
(2) 特定の候補者(候補予定者)のための行為であること
(3) 候補者の当選を図るために投票を得又は得させるための行為であること
(4) 投票獲得に直接または間接に必要かつ有利な行為であること
ですから、分かりやすい例としては、「(1)今度の市議会議員選挙に、(2)立候補する予定の●山△男(氏名)です、(3)どうか一票をよろしくお願いします」などと(4)有権者に対して呼びかける行為は、上の4つの要素を含むので、選挙運動に当たります。
逆にいえば、上記の要素を含まない、立候補の準備行為やその他の政治活動、経済活動、社会的行為などは、選挙運動とは区別され、事前運動とはなりません。
鴻和法律事務所
この例によると、「この夏、七夕に予定されている東京都知事選挙」というのは(1)、
「蓮舫は挑戦します」というのは(2)、「皆さんのご支援どうかよろしくお願いします。」は(4)に該当しそうです。
今回の東京都知事選では2024年6月20日が告示日ですので、SNS上で公職選挙法違反と話題になるのも頷けます。
違反したらどうなる?
もし今回の発言が公職選挙法違反に該当する場合、蓮舫議員は選挙権が停止されます。
1年以下の禁錮又は30万円以下の罰金に処することとされており(公職選挙法第239条第1項第1号)、選挙権及び被選挙権が停止されます(公職選挙法第252条第1項・第2項)。
しかし、告示日前に街頭演説をしている時点で公職選挙法違反に該当しそうですたどうなのでしょうか。
事前運動に該当するかは最終的に裁判所が決める事なのでどうなるかはまだ分かりません。
SNS上での反応
今回の蓮舫さんの発言を見た方々の反応です。
都民です。
— どりミ★ダイの大冒険好きすぎる☆FAIRY TAILアニメ楽しみ☆本アカ⭐ (@fujii_fujitsu) June 4, 2024
都知事出馬表明後に批判しかせずに選挙公約公表していないのに「みなさんのご支援を」って先に公の場で発言しちゃうのが立候補者として微妙と思ってます。
支援するかどうかは、公約しだいなのに…
知名度だけで当選すると思ってらっしゃるのかしら?
公職選挙法違反なら尚更、微妙です
「この夏、七夕に予定されている都知事選にご支援よろしくお願いします」は法律違反ですね。
— nepuun (@nepuun) June 4, 2024
少なくとも主旨に反した実質的な選挙活動であるのは誰の目にも明らか。
警視庁は最低でも警告すべきだが、しないでしょう。事なかれ主義😩
— 宇野博幸(新々々垢) (@izumitaiyouyama) June 4, 2024
確かに、公約はまだは発表されていない時点でのこの言葉には引っかかりますね。
元警察官の方はことなかれ主義のため警告もしないのではとコメントしていました。
まとめ
今回は「蓮舫は公職選挙法違反になる?罪状はどうなる?【東京都知事選2024】」と題しまして紹介しました。
今回の都知事選にはすでに30名の立候補者がいます。
現・小池百合子都知事や蓮舫議員ばかりではなく他の立候補者の言葉も見て欲しいですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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