2024年7月31日の夕方から東京都の板橋区でゲリラ豪雨がありました。
JRも運転停止する事態となり、消防隊まで出動しました。
ここでは板橋区のゲリラ豪雨による冠水と被害の動画とスコールとの違いについてまとめました。
【動画】ゲリラ豪雨板橋が酷い!話題!
2024年7月31日の夕方18時ごろの帰宅時間から東京都板橋区でゲリラ豪雨がありました。
こちらが各地での被害状況の動画です。
ショッピングセンタービビオではエスカレーターまで水浸しですね。
各地で冠水が発生し、赤羽駅では腰まで浸かる状況だったようです。
ゲリラ豪雨とスコールの違いは?なぜ起こる?
ゲリラ豪雨とはよく聞きますがスコールと何が違うのでしょうか。
また、なぜ発生するのかメカニズムについてまとめました。
ゲリラ豪雨とは
ゲリラ豪雨には正式名称は無く、気象庁では「局地的大雨」と呼んでいます。
ゲリラ豪雨は短時間で降る集中豪雨の一種で、散発的、なおかつ突発的に発生することから事前予測が難しい現象の一つです。
なお、ゲリラ豪雨は正式名称ではありません。短時間に数十mm以上の雨が降る現象を、気象庁では「局地的大雨」と呼んでいます。ゲリラ豪雨に似た言葉に「集中豪雨」がありますが、こちらは前線や低気圧によって積乱雲が同じ場所で次々に発生・発達して同一地点に豪雨をもたらす現象です。
近年よく見聞きする「線状降水帯」は集中豪雨をもたらしますが、ゲリラ豪雨は夏の夕方に突然暗くなって雷雨が発生する夕立に近い特徴があります。ゲリラ豪雨は集中豪雨と違って数時間にわたって豪雨が続くことはありませんが、1時間に80mmを超えるような猛烈な雨が降るようなケースもあり、あっという間に川が氾濫したり、低地が浸水したりといった被害をもたらす場合があります。
また、集中豪雨は、事前に発生しそうな場所がある程度予想されている場合が多いのに対し、ゲリラ豪雨は事前に予想できないことも多く、「午前中は晴れていたのに夕方に急に豪雨になった」というケースが多いのも特徴です。
災害ニッポン
今回、東京都板橋区で発生した現象はまさに「ゲリラ豪雨」でしたね。
条件がぴったりと当てはまります。
ではスコールとどう違うのでしょうか。
スコールとは
スコールはどちらかと言うと強風のことを表すようです。
スコールとは、気象庁が定める航空気象観 測指針で「気象現象上は風速が急速に強ま り数分後には弱まる現象をいうが、航空気 象観測では、瞬間風速が 1 分間に 16kt(約 8m/s)以上増加し、その状態が少なくとも 1 分以上持続し、且つ持続期間の平均風速 が 22kt(約 11m/s)以上である現象」
気象庁
日本では「にわか雨」と表現されることもままあるそうです。
強風が伴わないどしゃぶりの雨が急に降りだす現象は「ゲリラ豪雨」と言っても良さそうですね。
ゲリラ豪雨のメカニズム
ゲリラ豪雨のメカニズムは「強い日差し」と「上空に冷たい空気」この条件が揃った時に発生しやすいそうです。
強い日差しで地表が熱されると空気の温度が上昇します。そのとき上空に冷たい空気があると大気の状態が不安定になって積乱雲が発達し、局地的に大雨を降らせることを「ゲリラ豪雨」と呼びます。
ゲリラ豪雨が発生しそうな天気のときは「上空に寒気が入って大気が不安定」「午後はところどころで雷雨」「雷注意報が発表」など、気象情報で注意喚起が行われます。このようなワードを見聞きした場合は、ゲリラ豪雨の発生に備えておくことが大切です。また、災害に巻き込まれないように普段から備えておく必要があります。
防災ニッポン
気象庁の言葉で注意した方が良いワードがあるとは知りませんでしたね。
・上級に寒気が入って
・午後はところどころ雷雨
・雷注意報が発表
この用語が使われた際は「ゲリラ豪雨」の注意が必要ですね。
夏の時期に天気予報でこちらの用語を聞いた場合は早めに帰宅する方がよさそうです。
まとめ
今回は「【動画】ゲリラ豪雨東京都板橋が酷い!スコールとの違いは?」と題しまして紹介しました。
酷い状況でしたね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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